名古屋市東区主税町の料亭香楽をご案内します
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今日は先週生けたお花のお話です。
香楽には50畳ほどある大広間があります。
そのお部屋の床の間はとても大きく、
そこにお花を生けるのは私のおつとめです。
今回は、立派なお船の花器に合わせて生けてみました。
花材は、いぶきと古木です。
花器がとても力強いので、迫力に負けないよう凜として
生けるのが大変でした。
花器をお作りになった先生によりますと、窯に入れられる前は
大人が手を広げても届かないくらいの長さがあり、
重さも100キロほどあったそうです。
焼き上がりは約2割ほど小さくなったそうですが、
いまでも、数人かかりでないと運べないほどの重さです。
下にひいてある敷き板は、実際のお船の古材です。
かなりの厚みもあり、重厚感ある花器をささえています。
また、かなり年季が入っているところが?
雰囲気にぴったりなのです。
12月です。
来年もお客様にとって良き年となりますように、
この12月がそんな来年への良き船出となりますように、、
そんな思いをこめて、生けてみました。
が、そのように見えますかしら?
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今まで長らく工事中でありました「若女将のひとりごと」
やっと、本日より始動することとなりました。
ホームページUP当初より楽しみにして下さっていた皆さまには、
大変長らくお待たせをし申し訳ございませんでした。
どのような「ひとりごと」になるか心配ですが、
時々、若女将の世界をのぞいていただけると嬉しく存じます。
さて、初日の今日は「若女将のひとりごと」をなぜ始めようと思ったのか、お話させていただきますね。
私、伊藤善子は、香楽に若女将見習いとして入り5年になります。その間、たくさんのお客様にご来店いただき、皆様からたくさんの教えを受け、本当に実り多きお時間を過ごさせていただきました。
(ありがとうございました。)
お客様には、いつまでもこの伝統文化を守って続けてね!
料亭が減ってくるのは寂しいよ、新しい料亭を作っていってね!
など、温かい励ましのお言葉をたくさんたくさん頂戴しました。
このようなお言葉はとても嬉しく、また心強く、本当に有り難く
心より感謝しております。
私も、何とか料亭を、料亭に残る日本の文化を守って続けていきたいと心に秘めております。そのためには、昔の形から少し変わっていかなければいけない部分もあるのではないかと、正直思っています。
伝統と革新を融合させて・・・古き良きものを守り、かつ時代に適応していかないといけない部分があるのではないか、そう考えます。
「一見さんお断り」 と 「ホームページで料亭ウェディングの検索」
なんとも中途半端な位置づけですが、どちらも今の料亭の姿です。
料亭は、美術館や博物館のように入場料を払って鑑賞する文化ではありません。一人でも多くのお客様がお食事をするためにご来店いただき、はじめてご理解いただける、そして存続していける文化です。
でも、現状は、美術館の作品展はよくご存知でも、料亭なんて知らないし、料亭の文化なんて知らない、という残念な結果です。
そこで、料亭文化を少しでもご紹介できたらと、料亭文化勉強中の私が「ひとりごと」をつぶやいてみることになりました。
私のつぶやく「ひとりごと」で少しでも料亭に興味をお持ちいただき、一生のうちで一回は料亭に足を運んでみようかな?なんて、思っていただけると、「ひとりごと」冥利につきます。
まだまだ半人前にも満たない若女将でございますが、
応援してくださるお客様のお気持ちに感謝をこめて、
少しづつ少しづつではありますが、
新しいことを始めていきたいなと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。