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小春日和の昨日(今日はうってかわりましたね)のことです。
香道志野流の「聞香(もんこう)始の会」にお招きをいただき
女将さんと出かけてまいりました。
志野流さまは、約500年の歴史があり、香道日本最大流派でいらっしゃいます。
室町時代の東山文化と共に発達した香道志野流は、志野宗信を流祖とし代々受け継がれ、
現在の蜂谷宋玄お家元様は、20代目にあたられます。
西区にあります「松陰軒」~京都の銀閣寺の香席を模されています~
初めてお邪魔させていただきましたが、お茶席、そして聞香席と、
素晴らしい調度品の数々も拝見させていただきながら、
香り・茶一体の伝統文化にふれさせていただきました。
お香席では、新年にちなんで「松竹梅組香」。
それぞれ「松」「竹」「梅」とお名前のついた沈水香(天然の香木)3種を聞き分ける組香をいたしました。
まずは、それぞれの香りを覚える?ために、ためし聞きとして「松」「竹」「梅」の香りを聞きます。
その後は、それぞれが順不同に回ってまいりますので、「松」か「梅」か「竹」か、お答えを書きます。
次期家元であられます蜂谷宋ヒツ若宗匠のお手前により香木がたかれます。
次々と香炉が回っていく中、みなさん精神を集中し香りを聞かれていました。
ピーンと張りつめた空気の中、心地よい香木の香りのみに包まれて、
心が洗われるひとときでございました。
『香道では香りは「嗅ぐ」ではなく、「聞く」と言います。
香木は生き物ですからそれぞれに個性があります。
そのひとつひとつに個性に、精神を集中して、心の耳を傾けましょう』
という若宗匠のお言葉が、香木の香りとともに深く心にしみいりました。
やはり、物事は本質から学ばなければいけませんね。
さて、お答えは・・・
わたくしの回は「竹 松 梅」
少し迷いましたが・・・見事正解でした!
ちなみに、女将さんも正解でした!
感覚のすぐれている女将さんは、それぞれの香木にとても強い個性を感じたそうです。
わたくしは・・・たぶん、ビギナーズラックでしょう(笑)
香りを楽しんだ後のお点心席。
最後のお楽しみの福引きでは、「亀」をひきました。
これまた、ビギナーズラックでしょうか?・・・
お家元直筆の短冊があたりました。
新年から、嬉しい出来事です♪
とても素晴らしい短冊ですので、いつか何かの機会にみなさまにお披露目できるといいなと思っています。
「歩々」 (ほほ)
お言葉のとおり、
今年は、一歩一歩、コツコツと、
目標に向かって歩んでいきたいと思います。