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みなさま、おはようございます。
大晦日の朝、いかがお過ごしでしょうか?
昨夜は、雪の予報ははずれましたが、
みぞれのような雨が降り、明け方は格別冷えましたね。
そんな中、香楽ではおせち料理造りが大詰めをむかえました。
まったく火の気がない、外のような調理場で徹夜での作業。
手足がしびれるほど冷えます。
手が冷たくては、盛り込みの仕事になりません。
暖房をいれるわけにはいきませんので、体の中から暖めるため
お茶を入れたり、コーヒーを入れたり・・・・
盛り込みの作業が始まると、それが私のお役目です。
香楽のおせち自慢は品数の多さ。
おせちには仕切りなどはまったくありません。
何種類入っているのかわからないくらいの品数なので。
彩りよく、綺麗に、盛り込むのが、職人の技です。
我々素人には、どう頑張ってもお手伝いできない領域です。
そして、香楽のおせちのもうひとつの自慢は、
お座敷のお料理にかぎりなく近く・・・
食材をおしみなく、なまものをふんだんに使っていることです。
あわび、いせえび、たい、ひらめ、松葉蟹、
くるま海老、うに、まながつお、 ほたて、いくら、数の子、さば、
さごし、などなど、数え切れないほどの品数です。
お酒にもぴったりです!
味付も、お座敷のお料理のように、
できるだけうす味にを基本にしておりますので、
一両日中には必ず召し上がっていただくようにお願いしております。
よってお作りできる数にも限りがありますので、
開店以来、デパートなどのお誘いはお断りし、
本店でのみご注文を承っております。
私が申しますのもなんですが、本当に美味しいおせちなのです。
それでは、お客様が続々とお引き取りにいらっしゃっていますので
このへんで・・・・
香楽のおせち、ぜひ一度、ご賞味くださいませね。
今日はとても眠い若女将の寝言?でした。
香楽は、昨日(12月27日)が、お座敷の仕事おさめでした。
一年の締めくくりなので、気合いを入れてお迎えを!
と、思っていましたが・・わたくし、恥ずかしながら風邪をひきました。
お客様に風邪をうつしてもいけないので、お座敷滞在時間を短めに・・
かわりに、お酒を大盤振る舞いしておきました。
(女将さんに知られたら・・・きっと大目玉です~笑)
涙目の私にじーーーっと見つめられ、お酌をうけられたお客様は
さぞや怖かったことと思います。
でも、みなさんにとっても喜んでお帰りいただけたので?
善いしめくくりの夜となりました。
ありがとうございました。
さて、これで今日からは、おせち料理をふくめてお正月への準備まっしぐらとなります。
わたくしは、風邪になど負けずに・・・大晦日までがんばります!!
今日はクリスマスイブですね。
みなさまは、いかがお過ごしでしょうか?
「料亭」と「クリスマス」って、何となく縁遠く感じられませんか?
アメリカ生活の長かった私は、クリスマスは大きなイベント。
ついついクリスマスモードの盛り上げたくなってしまいます。
で、館内に和洋折衷のお飾りをするのですが限度もあり、
やはり盛り上がりに欠けてしまいます。
せめてイブだけでもと考えましたが、
お座敷にサンタさんが登場するのも、なんとなく違和感があるような・・・・
キャンドルライトの元でのラブリーカップルディナーというなら料亭じゃなくても・・・
ファミリーでのクリスマス会でしたらお休みの日だし・・・ 等々・・
毎年、いかにクリスマスを盛り上げるか、頭をなやませます。
~ 「料亭でのクリスマス」 ~
来年は、「あ!」と驚くようなご報告ができるように、もう一年考えてがんばりますね。
もちろん、アイディアも大募集していますので、よろしくお願い致しま~す♪
それでは、素敵なクリスマスをお過ごしくださいませね☆
みなさまのもとに、今夜、サンタクロースがやってきますように・・・
MERRY CHRISTMAS !!!
香楽のお庭では、今、少し遅めの紅葉の真っ盛りです。
こちらは、「どうだんつつじ」の紅葉です。
どうだんつつじはツツジ科の植物で、多くの枝が輪状に広がり、
4~5月にはつぼ形のスズランのようなお花を咲かせます。
和名は、「灯台つつじ」
昔の照明器具であった灯台の脚に枝の分かれ方が似ていることから
つけられたお名前だそうです。
別名は「満点星」と書いて、「どうだんつつじ」とも読むそうです。
きっと、春に咲くお花がそのように見えたからなのでしょうね。
(来年の春に綺麗に咲いたら、また皆様にご紹介しますね。)
香楽のお庭にあるどうだんつつじは、背丈が3メートル近くあるものもあります。
通常は、落葉低木とされるどうだんつつじですが、香楽には比較的大きな木が多くあります。
以前、専門家のお客様に伺いましたら、これほどの古木で大きなものは珍しいとおしゃっていました。
きっと、この武家屋敷が建てられた時に植えられたものだろう・・・・
時をへなければ絶対にこのような古木の形の素晴らしいどうだんつつじはできないので、
くれぐれも大切にしなさいねと。
たしかに、枝もクネクネと輪をかくように伸びており、幹や枝の太さ、形もよく、
素敵な古木であることを感じます。
春には綺麗なお花を咲かせ、そして初冬には紅葉でお客様をお迎えしてくれるどうだんつつじ。
江戸時代から、長い年月をへて今日まで、一体、どんなお客様をおむかえしてきたのでしょうか?
そこにはどんな歴史があったのか? 考えるだけでワクワクします。
女将さんが、いつもおっしゃいます。
「庭木は、愛情をこめて手をかけて可愛がっていけば、必ずこたえてくれる。
手抜きをしたら、決して綺麗な花も、紅葉も見せてはくれません」と・・
ついついさぼりがちになってしましますが、このような美しい紅葉を見ますと、
いつまでもいつまでも温かくお客様をお迎えしてもらうためにも、
どうだんつつじにも愛情をこめてしっかりと守っていかないといけないなと思います。
ただ・・このどうだんつつじの紅葉が散った後のことを考えると・・・
ちょっとゾっとしてしまう私なのでした。
(このお話はまた次回)
クリスマスチャリティーコンサートに行ってきました。
このコンサートは、国際ソロプチミスト名古屋ー栄クラブがご主催で今年で11回目をむかえられます。
私は、ベンチャークラブというボランティア団体(ソロプチミストが親クラブで、ベンチャークラブはその子供団体のような関係です)
に入れていただいているので、そのご縁でこのチャリティーコンサートに出かけました。
注)国際ソロプチミストとは、実業界で活躍する女性、専門職に従事する女性の国際的なボランティア奉仕組織で、地域社会と世界中で女性と女児の生活を向上させて活動をされています。現在95,000人のソロプチミストが120以上の国と地域で活動中です。(HPより)
会場は約350名の素敵なマダムでうめつくされ、クリスマスらしいそれはそれは華やかな雰囲気でした。
毎年のことながら、お仕事に主婦業、そして奉仕活動とご活躍のたくさんのマダムにお目にかかり・・・
やはり常日頃より内面・外見ともに自分を磨かないといけないなと、香楽村に籠もっている生活を少し反省しました。
さて、コンサートは、まずランチから。。
ホテルシェフ特製のフランス料理は、クリスマスムードいっぱいのお料理でした。お写真は、前菜で、クリスマスツリーをイメージされたそうです。スープ、ローストビーフ、デザートとたっぷりといただくと、
お待ちかねのコンサートです。
今年は、ベルリンからお越しになったオーボエ奏者の渡辺克也さんとピアノの菱沼明美さんのお二人の競演でした。
曲目は、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女、ショパン「ノクターン遺作」、プッチーニの「誰も寝てはならない」などでした。
オーボエが主役のコンサートには初めて伺いましたが、バイオリンやチェロなどの弦楽器の華やかさとは違い、とても静かで荘厳な印象を受けました。 渡辺さんによりますと、バイオリンやピアノで簡単に演奏できる曲はオーボエにとってもとても難しいそうです。
特にモンティーの「チャルダッシュ」は、バイオリンと違ってオーボエであのリズム感と早いペースで演奏するのはものすごく大変だとご説明があり、なんと、ベルリンかの飛行機の乗り換えで滞在するシャルルドゴール空港の地下3階の駐車場でも、練習されて来たそうです。
車を止めにいらした方は、さぞ、びっくりされたでしょうね(笑)
演奏は・・スピードとリズム感にあふれとっても素晴らしかったです。
今まであまりオーボエに興味をもったことはありませんでしたが、次回クラッシクコンサートに行くまでには、少しお勉強してみようかな?と思いました。
なお、今回のコンサートの収益金の一部は、ボイス・ケインという「視覚障害者の情報環境を考える会」歳末助け合い運動にご寄付されるそうです。
何かとあわただしい12月の昼下がりに、とても優雅なお時間を過ごすことができました。
これでまた年末まで頑張れそうです!
少し長くなりましたが、今日はわたしのおはなしでした。