名古屋市東区主税町の料亭香楽をご案内します
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先日とある会合のお席に、東京クヮルテットならぬ「未来の名古屋クヮルテット」をお呼びいたしました。
愛芸アシスト(愛知県立芸術大学を支援する会)の会員である私ですが、学生さんをお呼びし演奏していただく機会はないものかと模索しておりましたところ、お客様より、是非にとのご承諾をいただき、このような機会が実現いたしました。
当日は、弦楽四重奏ということで、大学院生のうらわかき乙女達が演奏に来てくれました。
料亭で演奏される機会はないそうで・・やや緊張気味の乙女達です。
この日の曲目はお客様のご希望で「花」にまつわる曲「花のワルツ」をはじめ
みなさまもよく聞き慣れた弦楽四重奏の曲、最後には5月生まれのお客様を御祝いする、「Happy Birthday Song メドレー」と、たっぷり20分以上演奏してくれました。 とても心温まる優しい演奏でした。
ただいま、演奏中♪♪
お客様は、普段はウィーンクラブや、名フィル、世界中で、一流のオーケストラやソリストの音楽を楽しんでいらっしゃる方々ばかり・・・そんなお耳のこえていらっしゃる皆様に、学生さん達の演奏はどうなのか、正直不安でいっぱいでした。
でも、音楽を愛する方々だからこそ、とても温かい目で学生さんの演奏に耳を傾けてくださいました。
終了後に皆様にうかがってみますと、「想像以上に素晴らしい演奏だった。」「学生さんが一生懸命に演奏される姿がとても真摯で善かった。」「こんな近くで演奏を聴く機会はないから、迫力があって善かった」など、
思いのほか、Positiveなコメントをいただき、嬉しく思いました。
乙女達も、「善い経験になりました」とおしゃっていただきました。
「また是非来たいです!」とも・・・・
「なにかまた企画を考えてやりましょうね!」なんて、すっかりお節介おばさんの私でした。
私が青春時代をすごしたアメリカ、ニューヨークでは、芸術家・音楽家を応援する方がたくさんいました。
とにかく、病院、学校、美術館、音楽ホール、オペラ、オーケストラ、etc...などに 寄付する。寄付する。 寄付しない方は人間ではない(ちょっとオーバーですが・・・)、くらいの勢いでした。
そしてすごいのは、寄付だけでなく、多くの市民が一流の芸術に触れられる機会をどんどんつくっていました。
夏場の野外でのコンサート ~ セントラルパークの芝生に寝っ転がってメトロポリタンオペラを鑑賞できるのです。 お金のない学生さんや未来の芸術家さんには、もってこいの課外授業です。 もちろん一般市民の私たちにも・・・ 芸術シーズン到来の秋・冬には、オペラハウスにも、コンサートホールにも、安価の学生シートや立ち見席が・・・
そして、パーティーなどでは(NYでは毎夜たくさんのパーティーが行われています。)、音楽院の学生さんを呼んで演奏の機会を与えられていました。 メインの演奏家の前の前座だったり・・・プロの演奏家に学生さんをまぜたり・・・・学生ぷろ集団のような方々もたくさんいました。
もちろん、その中でスターとして世界的に活躍できるようになる方はひとにぎりですが、活躍中のプロの方々を応援しながらも、新しい未来の芸術家の育成もおこなっている、そんな感じでした。
自分達の街で育った芸術家が世界へ飛び立って行き、そしてNYへ戻ってきた時のあの賞賛、そしてその方は自分を育ててくれたNYを忘れていない、 まるで映画みたいなお話ですが、現実のNYでは、よくあるお話なのです。
多分、私の中には、その頃に知らず知らず培われた「芸術を育てよう魂」のようなものがあるのかもしれませんね(苦笑)
以前、ある方がおしゃっていました。
「芸術」は「暮らし」を豊かにしてくれます。
「暮らし」が豊かにならないと、「心」は豊かになりません。
「心」が豊かにならないと・・・文化も継承・発展できません。
芸術家が育たなければ、「芸術」は生まれ育たないのです。
文化の継承・発展が一生の課題の私ですが・・・これからも、ささやかながら、志のある若い芸術家さん達が輝けるお手伝いができたらなと思っております。
ご演奏をご希望は、ご予約の際にお気軽におたずねくださいませね。
みなさんもご一緒に応援よろしくお願いいたしま~す♪
PR
この記事にコメントする