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名古屋市東区主税町の料亭香楽をご案内します









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香楽のお庭では、今、少し遅めの紅葉の真っ盛りです。

こちらは、「どうだんつつじ」の紅葉です。

どうだんつつじはツツジ科の植物で、多くの枝が輪状に広がり、
4~5月にはつぼ形のスズランのようなお花を咲かせます。

和名は、「灯台つつじ」
昔の照明器具であった灯台の脚に枝の分かれ方が似ていることから
つけられたお名前だそうです。

別名は「満点星」と書いて、「どうだんつつじ」とも読むそうです。
きっと、春に咲くお花がそのように見えたからなのでしょうね。
(来年の春に綺麗に咲いたら、また皆様にご紹介しますね。)


香楽のお庭にあるどうだんつつじは、背丈が3メートル近くあるものもあります。
通常は、落葉低木とされるどうだんつつじですが、香楽には比較的大きな木が多くあります。

以前、専門家のお客様に伺いましたら、これほどの古木で大きなものは珍しいとおしゃっていました。
きっと、この武家屋敷が建てられた時に植えられたものだろう・・・・
時をへなければ絶対にこのような古木の形の素晴らしいどうだんつつじはできないので、
くれぐれも大切にしなさいねと。
たしかに、枝もクネクネと輪をかくように伸びており、幹や枝の太さ、形もよく、
素敵な古木であることを感じます。

春には綺麗なお花を咲かせ、そして初冬には紅葉でお客様をお迎えしてくれるどうだんつつじ。
江戸時代から、長い年月をへて今日まで、一体、どんなお客様をおむかえしてきたのでしょうか?
そこにはどんな歴史があったのか? 考えるだけでワクワクします。

女将さんが、いつもおっしゃいます。
「庭木は、愛情をこめて手をかけて可愛がっていけば、必ずこたえてくれる。
手抜きをしたら、決して綺麗な花も、紅葉も見せてはくれません」と・・

ついついさぼりがちになってしましますが、このような美しい紅葉を見ますと、
いつまでもいつまでも温かくお客様をお迎えしてもらうためにも、
どうだんつつじにも愛情をこめてしっかりと守っていかないといけないなと思います。


ただ・・このどうだんつつじの紅葉が散った後のことを考えると・・・
ちょっとゾっとしてしまう私なのでした。
(このお話はまた次回)

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